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日本の味「味噌」は健康食品

現在の「味噌」が完成したのは1300年頃の室町時代と言われています。日本には「味噌は医者いらず」という言い伝えがあります。昔から味噌にまつわることわざがたくさんあり、味噌と健康を結びつけたものが少なくありません。昔の人は、経験的に味噌の高い栄養価を知っていたようです。そして現在、味噌は栄養学や医学の面からさまざまな研究が進められ、その成果も次々と発表されています。それらの研究論文を中心にして「味噌と健康」について紹介しましょう。

味噌に含まれる主な栄養成分

味噌の原料である大豆は、発酵によって大豆にはない、少量のアミノ酸やビタミン類が多量に生成され、栄養価はさらに優れたものになっています。また、大豆のたんぱく質は酵素によって分解されて水溶化され、その一部はアミノ酸となります。その中には生命を維持するために不可欠な必須アミノ酸8種類がすべて含まれています。
上記の成分のほかに、ビタミン(B1・B2・B6・B12・E・K・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ピオチン)、無機質(ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム、リン・鉄・亜鉛・銅・ヨウ素・セレン・クロム・モリブデン)、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、食物繊維などが含まれています。

味噌を食べると老化を抑える

老化というのは、全身の組織、機能の衰えを指しますが、細胞レベルにもそれは顕著に表れます。すなわち、生体内に過酸化脂質と呼ばれる物質が増えると、血管や体細胞、脳細胞などの老化が促進されます。以下の研究者が「味噌は老化を防止する」と発表しています。●味噌の原料である「大豆成分」が脳卒中の発症を抑え、長寿に貢献する(京都大学・家森幸男教授  1994年)●発酵によって、味噌に老化制御機能が生まれる(東京農業大学・小泉武夫教授 1995年)●味噌は熟成過程で抗酸化力を高める物質が生まれる(東京大学名誉教授・大妻女子大学加藤博通教授 1994年)●味噌の成分「DDMPサポニン」が老化の原因となる活性酸素を消去する(東北大学・故大久保一良教授 1999年)

ご飯と味噌汁は日本人向きの食事

いま、日本人の生活習慣病が急増しています。香川靖雄教授(女子栄養大学副学長・栄養科学研究所長)は、その原因の一つとして食べ物の洋風化を挙げています。香川教授によると、もともと日本人とヨーロッパ人とは遺伝子型が異なり、ヨーロッパ人は長い間、肉食に慣れてきたため、それに適応した型をもっています。しかし、日本人は肉食に適応した遺伝子型はもっていません。逆に、日本人を含む東アジアの人々は飢餓に対する耐性を備えた遺伝子型を持っています。この型は過剰な栄養には弱いという特性があります。そのため過食すると肥満になりやすく、軽い肥満でも糖尿病や心臓疾患につながります。これらの生活習慣病を予防するためには、「多様になった食品を上手に使いながら、日本型の食生活を維持していくことが重要」と香川教授は述べています。伝統的な日本食の基本であるみそ汁とご飯を一緒にとれば、必須アミノ酸がバランスよく摂取でき、栄養学的に非常に相性がよい組み合わせです。

世界が注目する健康食品「味噌」

今、日本の味噌について健康効果などを詳しく紹介した動画が海外で話題になっています。この動画を作った人は、日本を旅行したことがきっかけで日本文化に興味を持ち、味噌の健康効果について知ってからは、毎日の食事に取り入れているそうです。動画には日本の味噌以外にも、海外で生産されている健康食品としての独自の味噌製品や料理が登場していて、海外の味噌ファンからも多くのコメントが寄せられています。

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https://www.youtube.com/watch?v=cJBdfm1LcDU&feature=youtu.be&noredirect=1